当センターにおける研究開発は、溶融紡糸による糸作りをベースに、その原料となるポリマーの改質から、独創性と高い技術力を誇る複合紡糸技術をメインにオンリー・ワンのモノづくりを目指しています。
新商品の開発の為には若い力とひらめきが不可欠です。KBセーレンの北陸R&Dセンターでは、入社間もない若手が未来の商品づくりに積極的に関わっています。セーレングループコラボレーションを展開して、川上のメーカーでありながら、川中・川下の情報をいち早く取り入れて、消費者のニーズに応える商品開発を行っています。
市場フィールドは衣料はもとより、最先端のテクノロジーを支える、工業製品へと広がっています。
身近な衣料素材にはクールビズのような快適さとエコロジーの両立を実現する製品を。
高機能素材は、透撮を防止したり、紫外線カットなど安心・安全につながる製品を。
スマートフォンやIT技術、海水の淡水化技術など最先端技術を下支えするファイバーテクノロジーを実現すべく、研究に励んでいます。
細菌や静電気、紫外線、悪臭などから身体や皮膚を守るための商品開発を進めています。同時に保温や保湿、吸汗や吸湿といった快適性を高める機能をも追求しています。もっと快適にスポーツを楽しめるよう、また、ハードな作業を少しでも心地よいものに変えられるよう、KBセーレンでは全力で新しい商品の開発に取り組んでいます。
工場の排ガスから有害成分を取り除くためのフィルターや、工場排液からレアメタルを選択的に分離し回収する独自技術など、KBセーレンは環境性・経済性の両面で、これからのモノづくりを支える素材を提供しています。また、私たちの素材は、海水淡水化装置にも使われています。ろ過膜の性能を的確に引き出す部材などの開発にも注力し、近年の異常気象による水不足対策にも寄与しています。
鮮やかな発色性や自由な加工性など、ファッションテキスタイルに要求される技術課題をクリアし、さらに独自の感性で新しい美を追い求めています。<細いのに、強くてしなやか><ボリュームがあっても、柔らかくて軽い>といった、感性と機能を融合した高機能・高付加価値素材を追求。KBセーレンは固定概念にとらわれない新たな挑戦を行っています。
スマートフォンやタブレット、PC等、精密電子部品の製造工程で使用されるテキスタイルなど、高度IT化時代をファイバーテクノロジーでサポートしています。最新の超強力繊維は光ケーブルからヘッドホンケーブルまで、「電気の絆」をしっかりと守ります。
医療や介護の現場で身に着けるウエアに適した、難燃性や防汚性、防シワ性、消臭性といった機能の開発、さらにはホコリや花粉の付着を防ぐ機能も開発。また、医療や介護の現場にとどまらず、不燃や耐水、水わきの浸食防止に造られる護岸や免震など、家の中で、街の中で、人々が安心して暮らして行ける商品の開発も進めています。